呉服過量販売 - つきのみや法律事務所|埼玉県さいたま市の弁護士

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呉服過量販売

2018年6月 1日 17:08|つきのみや法律事務所|記事URLコメント(0)トラックバック(0)

 着物などの呉服を,お客さんの支払能力を超えて次々に購入させる商法があります。呉服過量販売と呼ばれます。

この商法の代表的方法としては,展示会場に客を連れ込み,軟禁状態にして購入を勧める方法が挙げられます。

訪問販売により日常生活において通常必要とされる分量を著しく超えて商品・役務を購入する契約を締結した場合,原則として消費者は販売業者との契約を解除することができます(特定商取引法9条の2第1項)。ただし,契約締結を必要とする特別の事情があることを販売業者が証明したときには例外的に解除できません(同条2項)。
解除が認められるのは,「特別の事情がなければ,一般消費者が行う事態がまれにしか生じないような」取引を指し,個別の契約ごとに商品やサービスの性質,消費者側の家族構成の事情によって個別に過量か否かの判断をすることになります。
ただし,解除の行使期間は契約締結の日から1年以内です(特定商取引法9条の2第2項,割賦販売法35の3の12第2項。)
そのため,1年以上前にした契約については,公序良俗違反(民法90条)・不法行為(民法709条)等の主張により救済を図ることになります。その旨の主張が認められた裁判例も少なからず存在しますので,お気軽にご相談いただければと思います。
(弁護士若狹美道)

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