元号にまつわる法令について - つきのみや法律事務所|埼玉県さいたま市の弁護士

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元号にまつわる法令について

2019年4月 5日 17:00|つきのみや法律事務所|記事URLコメント(0)トラックバック(0)

平成31年4月1日に,平成31年5月1日からの元号が「令和」となることが発表されました。

 今回は,元号にまつわる法令ついて,簡単にコメントさせて頂きます。

701年に制定された大宝律令は,公文書に全て元号を用いて年次を記すよう規定しました。
行政文書に元号表記が用いられるようになった契機は,大宝律令にあるのです。

また,明治期には,旧皇室典範により「一世一元」の原則が確立しましたが,第二次世界大戦後,GHQの統制下のもとで新皇室典範が制定されると,「一世一元」の原則を定めた元号に関する規定は皇室典範から削除されました。

元号の法的根拠が失われた状況はしばらく続きましたが,1979年(昭和54年)6月に元号法が制定され,「元号は,政令で定める」,「元号は,皇位の継承があった場合に限り改める」という規定が置かれたことにより,「一世一元」の原則が再び法的根拠を得ることになりました。

このような経緯を経て,現在の元号の「一世一元」の原則は,法的に整備されているのです。

以上,元号にまつわる法令の豆知識でした。

(弁護士 井原 淳)

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